仕事術

MFクラウド会計で出来る連携対応を実体験をもとに紹介!

前回の記事で、経理担当者の今後の可能性や経理の変革について書かせていただきました。

今回は、実際にマネーフォワードクラウド会計を導入してみて直面した課題やその解決方法について解説していきたいと思います。また、これから導入を考えている場合、こんな条件に合うと良い点や現状の経理のままでも徐々に始めておいた方が良い対策を書いていきたいと思います。

この記事では、私のアドバイスをしている会社で直面したMFクラウド会計を導入してわかったことや、その解決方法を紹介していきます。特に、MFクラウド会計では、各種金融機関やクレジットカード、業務システムとの自動連携による、経理業務の効率化がポイントになってきますが、その連携で生じた課題や解決法を紹介していきます。

マネーフォワード(MF)クラウド会計を利用するに当たってはまずは、自社の経理がどのような情報を集めて、経理処理を行っているかを把握する必要があります。また、その情報源が何かも非常に重要になります。

  • メインの銀行口座はどこか?またその銀行のネットバンクは利用しているか?
  • 会社名義のカードの利用はしているか?
  • 会社で導入しているシステムはどのようなものはあるか?
  • WEBショップを運営している場合、システムは何を利用しているか?

このような観点で整理をしていくと連携できるモノ、できないものが見えてくると思います。では、具体的に私がアドバイスをしている会社での実際に起きた課題についてみていきましょう。

MF会計:銀行口座連携の課題 みずほ旧コーポレート銀行のネットバンクは連携できない。

まずは、銀行口座を連携していきましょう。MFクラウド会計において銀行口座を連携することで、銀行の入出金明細がそのままMFクラウド会計上に取り込まれ、入金、出金に合わせた仕訳を自動で提案してくれます。

経理担当者は、「登録」ボタンを押すだけで、簡単に仕訳が完了するのです。

連携できる銀行はかなりたくさんあります。連携先については、こちらで確認してみてください。

メガバンは、すべて抑えられていますので、みずほ銀行、三井住友銀行、三菱UFJ銀行などの口座を利用しているのであれば問題なく、連携でき業務効率化を図ることが可能です。

しかし、間違えてはいけない点があります。それは、「みずほ銀行」です。銀行は合併などを繰り返し、今の銀行になっているケースが多くあります。その中で、そこで生まれた障害をまったくクリアできていないのが、みずほ銀行と言えるかもしれません。最近はみずほ銀行のATMを使えないなどの話題がSNSを騒がせていましたが、まったく同様に、MFクラウド会計でもその障害が生まれてしまっています。

みずほ銀行の銀行口座を普段何をお使いなのかが非常に重要です。通常のみずほ銀行銀行の「e-ビジネスバンク」を使っている場合は特段問題なく、連携可能です。しかし、「みずほ旧コーポレート銀行」の口座をそのまま利用している場合は自動での連携はできません。法人口座の場合、旧コーポレート銀行の当座などをお持ちの会社さんは非常に多いと思います。しかし、その肝心な法人口座と連携できないのです。

みずほ銀行は先ほど話した通り合併を繰り返してきた為、システムが独立してしまっているのです。現在ではみずほ銀行とひとつの銀行に見えていますが、内部ではシステムが複数あり、それが統合されていないということです。はっきり言ってこれは最悪です。みずほ銀行に問い合わせをしたところ、「2019年の11月ごろにシステム統合予定」とオペレーターからはマニュアル回答をいただきましたが、突き詰めていくと確実ではないとか。

なので、現在みずほ旧コーポレート銀行の口座を利用している会社にとっては、MFクラウド会計との連携はCSV連携となる為、自動連携に比べてひと手間、ふた手間かかってしまうので注意が必要です。私のアドバイスしている会社の経理チームではこのあたりが課題となりました。しかし、その他の口座は基本的に問題なく連携できました。

MF会計:クレジットカード連携 クレカ会社のシステムに要注意

銀行口座を連携できたら、次にクレジットカード連携を確認していきましょう。ビジネスでクレジットカード?と思われる方もいるかもしれませんが、法人間の取引でもクレジットカードの利用が近年格段に増えています。

クレジットカードを利用者に登録してもらっておけば、ある程度売上の回収リスクを回避できることが、非常にメリットなのでしょう。ネット営業を中心にしているビジネスなんかでは、特にその傾向にあると思います。

しかし、会社ごとに利用しているクレジットカードはまちまちだと思います。アメックスのCMが印象的ですが、「ビジネスでもアメックス」。しかし、これは非常に納得できます。BtoBでのクレジットカード利用はお互いにとって非常にメリットが強いと私は考えているので、クレジットカード払いができる取引をわざわざ、口座振替依頼書や請求書対応している場合はクレジットカード払いへ変更を検討してみても良いと思います。

検討する際には、是非、MFクラウド会計で連携可能なクレジットカードを選択すると良いと思います。私のアドバイスしている会社では、まさかの自動連携できないカードを使っていた為、連携ができずに今でも明細を転記する作業が発生してしまったので、クレジットカードの切り替えをしました。

連携できるできないを簡単に見分ける方法としては、現在のクレジットカードの利用明細をどのように入手しているかでまずは知ることができます。現在、紙の明細を確認していたり、CSV出力できないネットでの確認をしているクレジットカードは要注意です。

個人カードであればできるけれども、法人利用だとできな。なんてことがありますので、注意が必要です。私のアドバイス先では「UCカード」がそれに該当しました。カードの種類や発行元によっても異なるようなので、一度確認してみましょう。

クレジットカードは基本的に連携できると考えておいてOKだと思います。VISAやMASTER、アメックスなども連携が可能ですので、是非利用すべきだと思います。

MF会計:販売管理システムとの連携 基本はCSV連携

MFクラウド会計を使っていて、私が一番難敵だと感じたのは、販売管理システムとの連携です。ある程度の規模の会社になってくると、売上・請求の管理と発注・仕入の管理を販売管理システムで行っているケースが多いのではないでしょうか?

そんな販売管理しシステムとの連携が一番苦手なのがクラウド型の会計システムなのかもしれません。MFクラウド会計に直接自動連携できる販売管理システムは存在しません。もちろん、自社でAPI連携を開発すれば話は別ですが、標準で用意されている仕組みはないと考えた方が良いと思います。

しかし、販売管理システムを使用する業種は、商社的なビジネスを行わない限りは必要無いように私は思っているので、多くの会社にとっては障壁にはならないと思います。

しかし、現状で販売管理システムを利用している会社がMFクラウド会計システムの利用を検討している場合は、CSV連携による対応になる事を認識しておきましょう。

一応、MFクラウド会計が連携を推奨している販売管理システムもあります。

それは、クラウド販売管理ソフトの「 flam (https://www.flamsv.com/) 」というソフトです。こちら「『MFクラウド会計・確定申告』と『flam』がシステム連携 ~マネーフォワード、フリップロジックの販売管理システムと連携を開始~」のリリースで発表されているようにCSV連携のみに限られているのです。 そのため、現在利用している販売管理ソフトのCSVはエクスポートをMFクラウド会計のCSVインポートに対応できれば、販売管理システムはそのまま利用することが可能となります。

しかし、販売管理をそもそも使用していなかったり、現在無理に利用している場合は、利用の中止を検討してみても良いかもしれません。次の章で紹介しますが、MFクラウド会計に用意されている自動連携の「ビジネス」という連携があり、これは様々な業務上利用しているシステムと連携を可能にするものだからです。

MF会計:ビジネス連携 レジを使用しているなら、利用レジシステムを要確認

販売管理システムの連携を補うと言っても過言ではないのが、MF会計の自動連携「ビジネス」にカテゴライズされている連携できるシステムでしょう。

ビジネスカテゴリに分類されている連携先とは、お金に関わる処理をするシステムやサービスとの連携となります。具体的には、レジシステムやWEBショップの決済サービスがこれに該当します。

連携できるのは下記のとおりです(2019/08/31現在)。店舗運営で欠かせない、レジをipadで提供してくれる「Airレジ」や「スマレジ」、ECを運営していれば、ECの管理画面と様々な連携が可能です。

  • Amazon.co.jp (出品者アカウント)
  • Amazon.co.jp (出品者アカウント)決済期間集計
  • econtext
  • EC-Orange POS
  • Airレジ
  • MF KESSAI
  • A8.net(AS会員)
  • OwnerBox
  • カラーミーショップ
  • クラウドワークス(受注者アカウント)
  • クラウドワークス(発注者アカウント)
  • クラス エル
  • Coiney
  • SALONPOS Lite
  • SALONPOS LinQ
  • shopify
  • CXDネクスト(加盟店様向け)
  • Square
  • STORES.jp
  • Stripe
  • スペースマーケット
  • スマレジ
  • 全東信WEB明細サービス
  • 日税ビジネスサービス報酬自動支払制度e-NET
  • BASE
  • VeriTrans3G
  • PayPal
  • POS+
  • MAIDO SYSTEM
  • misoca
  • もしもアフィリエイト
  • もしもドロップシッピング
  • Yahoo!ショッピング(出品者)
  • UレジSTORE
  • Uレジ BEAUTY
  • Uレジ FOOD
  • ユビレジ
  • 楽天ペイ(店舗向け:実店舗決済)
  • ラクレジ
  • ランサーズ
  • NECモバイルPOS
  • POSCO
  • Uレジ HEALTHCARE
  • 楽天市場(出品者)

これだけあれば、経理の自動化も可能ですよね。この中になくてもCSVでの連携が可能になる為、これまで、販売管理システムに入力していて、それをさらに会計ソフトに取り込んでいたなんてことがあるとすれば、直接会計システムへ取り込みが可能になります。

特に、現在ECサイト作りで人気のGMOが提供するMakeshopは連携できません。システム構築から諦めるなんてことはできないでしょうからCSV連携での対応が必要となります。しかし、同じくクラウド会計ソフトfreeeの場合は、連携が可能とのことですので、メインの事業で利用しているシステムとの連携で会計ソフトを選ぶことを忘れてはいけません。

まとめ:クラウド会計ソフトを導入するなら自動連携を要チェック

一般的な経理処理で使われる自動連携は今回上げた4点を確認すれば、連携ができ、経理の業務効率は格段に改善できます。特に入力業務が格段に減少することで誤った入力が少なくなりますし、それに費やすチェック項目も少なくて済みます。

だからこそ、私は、MFクラウド会計の導入は非常にお勧めできる、一番手っ取り早い業務効率化になると思っています。会計ソフトを中心に様々な業務の改善を行うだけで、これまでなかなかメスをいれずらかった部署や事業の業務改善に取り組むことができます。

まとめ
  • 経理業務を改善するクラウド会計ソフトの導入は連携先で選ぶべき
  • 入力の自動化で業務効率が格段にUP
  • クレジットカードや自動連携先システムをより使うフローに全社的に取り組む
  • 会計ソフトの切り替えから業務効率化がスタートする
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