MFクラウド会計に切り替えている私のサポートして会社では、順次経理の計上方法や作業方法を変更し、順調に時短を進めています。
MFクラウド会計の特徴でもある銀行連携は、入金が銀行口座からそのまま連携できるので大変便利だと感じます。
私のサポートしている企業ではほぼすべてのメガバンクを利用していますが、すべてのメガバンクが連携を可能にしています。
MFクラウド会計の公式ホームページにも、みずほ銀行との連携が可能な旨が記載されていますが、騙されてはいけません。
私のサポートしている企業で起こった事実として、残念ながらすべて連携できるという訳ではないのです。
また、MFクラウド会計の兄弟関係にある、MF経費からの支払いについても、うまく連携ができない事実が出てきています。
今回は、「MFクラウド会計の銀行連携デメリット。みずほ銀行旧コーポレート銀行は連携できない。」と題して、MFクラウド会計の銀行連携における注意点をまとめていきます。
MFクラウド会計の銀行連携デメリット:みずほ銀行編
まず、みずほ銀行は最近システム上のトラブルや利用停止をよくやってくれています。
おかげで利用者数も減ったのではないでしょうか?実態はわかりませんが。
MFクラウド会計とみずほ銀行が連携できないわけではありません。
みずほ銀行には、e-ビジネスサイトという法人用のネットバンキングが用意されていますが、その中に2種類用意されています。
- 旧みずほ銀行口座の方用
- 旧みずほコーポレート銀行口座の方用
このうち、「旧みずほ銀行口座の方用」は、ばっちり連携可能です。
しかし、「旧みずほコーポレート銀行口座の方用」は、まさかの連携ができません。
みずほ銀行に問い合わせたところ、11月ごろに統合を予定していると話していましたが、その案内は、一向に来ませんでした。笑
そのため、もし、対応策とすると入金口座や出金口座として利用している場合は、MFクラウド会計の導入する場合は対応する口座を変更した方が良いでしょう。
実際に、私のサポートしている会社さんにおいても変更して対応しました。
変更の甲斐あって、入金情報が即時反映されるため、作業効率がかなり向上しました。
MFクラウド会計の銀行連携デメリット:総合振込編
連携できない銀行口座の利用を控えるのはMFクラウド会計を導入し、作業効率を向上させる上では、非常に重要になってきます。
しかし、残念ながら、口座連携がうまくいっても、対応できないことがあるのです。
それは、総合振込による支払の連携です。
支払情報としては、連携されます。しかし、その情報に問題があるのです。
支払情報として連携される情報は、総合振込の合計額が連携されるのです。
会社ごとに支払の管理や会計仕訳の違いがあると思いますので、これが一概にいけないかと言えばそうではありません。
しかし、私のサポートしている会社では、支払に関して会社ごとに支払残高を把握する為、B/Sの適した科目に支払先ごとの補助科目をつけることを推奨しているのです。
出金情報が合計値だと困る理由が、経理を経験した方ならわかると思います。つまり、どこにいくら振り込んだという情報ではなく、その日に合計いくら振り込んだかを連携する為、正しく、補助科目に該当する仕訳ができないのです。
そこで、この会社さんでは、MF経費を同時に利用し、請求書払いをMF経費に統一していました。
そして、MF経費から自動で振込が設定できるようにしていた為、振込に使われたデータをCSVでエクスポートし、その情報をMFクラウド会計側へインポートすることで、解決しました。
まとめ:みずほ銀行旧コーポレート口座は使わない。総合振込は、別途取り込みを行う。
いかがでしたでしょうか?カタログやサイトだけではわからない、実体験を基にした問題点と解決策を紹介しました。
経理担当者のキモチとしては、どんな時も今までのやり方を変えたくないことが強いと感じます。
しかし、少し変えるだけで作業時間が大幅に変わります。
そうすると経理担当者の業務は格段に変化することになります。是非、効率的なクラウドシステムに合わせて経理の作業を変えることをオススメします。
【課題】
- MFクラウド会計は、みずほe-ビジネスサイトの「旧コーポレート口座」とは連携ができない
- 総合振込の連携データは、総合振込の合計額での連携となる
【解決策】
- MFクラウド会計と連携できない銀行口座は利用しない。
- 総合振込に用いたデータを利用しMFクラウド会計へインポートすると明細で連携ができる。