新たに、私の周りの自責と他責を考えてみたいと思い、新しいカテゴリを設けて記事を書いていきたいと思います。
第1弾の今日は、勘違い自責社員を紹介していきたいと思います。
私の考える自責とは、仕事や物事において、自分のできることを考え、最大限実践し、成果を出すことだと考えています。
ですが、自分の責任としてという意味はもちろん含まれていますが、自分のできないことに対する責任はとらないという意味ではないことだけ先に否定しておきます。
そんなこの記事は、「仕事のできない人の勘違い自責の念」というタイトルで書いていきたいと思います。
私自身も完璧に自責で仕事ができているかと言えば、全くそんなことはないですが、私の目にしたことのある仕事が全くできていないのに自責の念で自分はいると勘違いをしている人をよく見かけるので、反面教師として記したいと思います。
仕事のできない人とは?
仕事のできない人というのは、それぞれの職位や職種で感じることは様々だと思います。
一緒に仕事をしていて、そう感じるシーンが多々あることがあるのではないでしょうか?
仕事ができない人 = 成果を出せない人
とも言い換えることができると思います。
仕事がとは、成果を出すことの他、無いのです。
もし、出すべき成果がわからない場合は早急に上司に相談することをお勧めします。
これはアルバイトでも、パートでも、派遣でも、契約社員でも全く同じです。
成果と聞くとものすごく会社の業績に影響を与えるような売上や利益を意識してしまいがちですが、それは職位や職種によって大きく異なるのです。
会社というのは、1つの目的に向かって協働の売上、協働の利益を作るために形作られた組織です。
売上、利益を個人で挙げられるのであれば会社に所属する意味はないのです。
会社にいる以上は、組織が上げるべき売上と利益を分担して、最善を尽くす。これに尽きるのです。
これが個人にブレークダウンした時の成果になるのです。
では、なぜ仕事ができない人というのが生まれてしまうのか?
これは以下の3つのどちらかでしかないのです。
- 出すべき成果(質と量)をわかってない
- 出すべき成果の締切(期限)をわかってない
- わかっているがやらない(そもそもやる気がない)
実際に仕事ができない人と他人が認識する状況は、
- 出てきた成果物の質が悪い
- 成果物が出てくるまでの時間が遅い
- まったく売上を上げてこない
- 利益の上がらない仕事ばかりしている
- 1つの仕事にかかる時間が長い
- などなど
ではないでしょうか?
どれも先述の3つのどれかに当てはまり、実際に仕事ができない人と話すとこれに当てはまります。
しかし、この仕事ができないと言われる状況にもかかわらず、仕事ができていると勘違いを生んでいる人もいることは確かです。
これは何からくるかというと、勘違いしている自責の念が強く影響しています。
勘違い自責の念
「勘違い自責の念」とは、自責の念を勘違いしてしまっていることを指します。
この事象で特に見られるのは、周りからは「仕事ができない」と言われているにもかかわらず、本人は「できている」と思っているパターンです。
本人が仕事をできてると勘違いするポイントとして、先ほどあげた仕事のできない人の条件に自分が当てはまらないと思っていることがあります。
しかし、ここも勘違い自責の念によって、いつのまにか出すべき成果がねじ曲げられてしまっていることが多いのです。
「勘違い自責の念」として、
- 自責の意味を履き違えている
- 履き違えた自責を正当化しようとする他責が発生している
という特徴があります。
では、どのように勘違いしているかというと
- 自分で考えたことが全て正しいという勘違い
- 自分で責任を取る姿勢を示せば良いという勘違い
- 自分の責任において自分の考えを押し付けることという勘違い
- 成果自体が自責だという勘違い
- 自分の責任の範囲を自分で勝手に決めて良いという勘違い
などです。これらは、なにが原因かというと、仕事の評価者をまったく意識できていないことが原因です。
残念ながら、会社で働く人の評価者は自分の上長であり、人事評価者です。
にもかかわらず、自分で決めた自責の念の考え方の元で自分の決めた成果を出そうとするですから、残念ながら仕事ができないといわれても仕方ないのです。
勘違い自責の念の人は、この時点で評価者のせいにしてくるかもしれません。その時点で、その人が自責でない事がわかります。圧倒的に他責なのです。
管理職の目線で話せば、こう言った社員には、指導が必要ですが、これからの世の中ではクビを切っていくことも視野にいれたいところです。日本の企業においては、なかなかその風潮はないかも知れませんが、海外で成果を出せなくてクビになる事なんて当たり前です。
会社でぬるいぬるま湯につからせたままでは、その社員のこの先は何もないでしょう。一刻も早く激熱のお湯をかけてあげることです。それでもだめなら、お湯を抜いて退社いただく方向に進めていくしかありません。
この世に、自責の価値観というのは、自分の所属する組織とすり合わせなくてはそもそもでやっていることや思っていること自体が自責ではないということがあります。要注意です。
まとめ
仕事ができない人は、成果の出せない人と言い換える事ができます。さらにその人の多くは、他責か勘違いした自責の下で生まれているのです。そうならない為にも、自責の面をもって、日ごろ取組んでいきましょう。
- 仕事とは、成果を出すこと
- 仕事ができない人の特徴は、成果を出せないあるいは出し方がわからない
- こんな他責の方々を反面教師にして自責を身に付けることこそがこれからのサバイバルで生きていくこと