Excel術

Excel初心者向け!数式とは何か?エクセル数式の基本

Excel(エクセル)を仕事で使う上で、絶対に覚えておいた方が良いのが数式です。Excelの数式を覚えていないとせっかく自動で計算してくれるExcelの機能を全く使えていないことになってしまいます。しかし、数式と聞いて数学の勉強をしてくださいというわけではありません。超簡単で算数レベルの知識があれば、覚えられてしまいます。

この記事では、Excel数式の超基本を紹介していきたいと思います。基本中の基本のことも含めて書いていくので、初心者の方向けの内容になってます。上級者の方は物足りないかもしれませんので飛ばしてもらってOKです。

Excelについて勉強していくとなると関数なども覚えていくことになると思います。実は、関数だけを覚えても数式を理解していないと正しい値を求めてくれない可能性もあるので、この記事で数式についてしっかりと押さえておきましょう。

Excel数式の超基本。小学生でも理解できる?

数式について少しおさらいしておきましょう。数式とはセルに記すことでそのセルに表示される値を導き出してくれるコマンドのようなものです。
数式がないと自動で計算もしてくません。そのため、数式を使っていない表をExcelで作る意味がほとんどなくなってしまいますしかし、そんなに難しいものでも実はないのです。本当に簡単なルールを守れば、誰もが小学校一年生の算数レベルじゃん!と納得すると思います。

まず、数式と関数をイコールで考えてしまいがちなのですが、これは全くの誤りです。数式と関数は全くの別物です。数式とはそのセルに入っている処理するコマンド全体のことを指しており、関数はその処理の1つを指す言葉なのです。

なので、繰り返しになりますが、関数を使うためにも数式のことを理解しておかないと、関数を使うことができない!ということです。

数式と関数

「 =sum(A1:A5)/5 」という数式があった場合に、

数式 : =sum(A1:A5)/5   関数:sum(A1:A5)  となります。

数式は、=(イコール)から右側すべてであり、関数は、その中の一部に使われるコマンドの一つということです。

Excel数式のスタートは必ず=(イコール)で!

Excel(エクセル)は、非常に優秀なので、セルに入力した内容に応じて、自動的に何が入力されているかを判断してくれます。勝手に判断されてしまって厄介!なんてこともありますが、、、それはさておき、判断してくれるということを覚えておきましょう。判断される内容としては、大きくは3つです。

入力した内容判断される内容
数字数値
文字文字列
=(イコール)スタート数式

とエクセル側では認知されるのです。そのため、数式を入力したい場合、エクセルにこれは数式を入力しているんだよ!ということを教えてあげる必要があります
もうおわかりだとは思いますが、数式を使うためには、=(イコール)を入力した後に、数値やセル、関数を、入力することで数式として成り立ち、処理をしてくれます。

Excel数式でたくさん使う四則演算とは

Excel(エクセル)数式で一番よく使うのが、「四則演算」です。四則演算とは、足し算、引き算、掛け算、割り算のことを言います。小学校で習った内容だと思います。

Excelの数式では、この四則演算を使って、求めたい値を導き出すことができるのです。仕事で使うことも多いと思います。関数だけで処理する場合もあれば、その関数どうしを組み合わせるのに四則演算を使ったり、四則演算だけで数値を求めたりと様々な使い方をします。

四則演算を使う方法は、いたって簡単です。数式中にある記号を使うことで足し算、引き算、掛け算、割り算をすることができるのです。四則演算を使うためには算数を同じ使い方をするだけで使えてしまいます。

しかし、足し算、引き算は同じ記号があるのでそのまま使えますが、掛け算、割り算はどうすれば良いのか?と疑問があるではないでしょうか。下のように使う記号を変えることで、四則演算として数エクセルの式では使うことができるのです。

四則演算通常の記号Excelでの記号
足し算
引き算
掛け算÷/
割り算×

注意が必要なのは掛け算と割り算ですね。算数で使う掛け算と割り算の記号を使ってしまうと、数式ではそれを認識してくれません。その2だけ注意しておけば、通常通り、四則演算ができてしまいます。また、四則演算の記号は、半角英数での入力が基本となります。

全角は、文字列というとらえ方をExcel側でするので、正しい値を求めることができません。そのため、必ず、半角で入力しましょう。また、数式内で扱う数字や記号、関数をしていする文字列すべて半角が必須ですので、覚えておきましょう。

Excel数式と同時に覚えておくべき関数のルール

四則演算の話が出たので、関数についてをお話ししておきましょう。

Excel(エクセル)において、関数はさまざまな処理を行うための号令のようなものです。その種類はさまざまなものがあり、それと同様に求めてくれる値も関数の種類によってさまざまあります。多く使うのはは四則演算を省略し、一気に解を求めてくれるような関数を使うことが多いです。

例えば、沢山のセルを足し上げた解を求めたい場合に、+を連続して入力する。なんてことが面倒だったりします。それを一気に足し上げてくれる関数。
平均値を求めたいときに、四則演算で行う場合は、対象の値を+で足し合わせた後にその値の個数で割り算をする必要がありますが、これも1つの関数で完結してしまうのです。
このように、四則演算で行なっていては大変手間のかかる処理も1つの関数で一瞬で処理してくれる。それが関数と言われるものです。

では、そのルールはというと、数式内に関数の名前( カッコ )の形で入力されていることが最低限のルールとなります。

つまり、

  1. =で必ず始まっている
  2. 「関数名( )」の形

この2つのルールが守られているだけで、関数は使えてしまいます。( カッコ )の中は関数によってその設定方法が異なるので、関数を覚える際に確認していきましょう。

Excelの数式で意外と重要な(カッコ)の役割

Excel(エクセル)の関数では、「( カッコ )」が必須であることがルールとお伝えしましたが、数式では、算数で使ってた以上に「( )」を多用します。四則演算では特に沢山使います。

使い方は算数、数学と同様と思っていただければと思います。なぜ、カッコを多用するのかというと、数式内では、算数、数学と同様に割り算、掛け算を優先的に処理します。そのため、足し算をした後に、掛け算や割り算をして値を導き出してほしい場合でも、先に掛け算や割り算を行う為、異なる値となってしまうのです。

例えば、先ほど話をした平均値を求めたい場合に、足し算を繰り返し、その後、割り算と入力したとします。すると、平均値ではなく、とんでもない数値が出てきてしまいます。

こういったときに、先に計算する場所や個別に計算しておく場所を( )でくくるわけです。すると、先に( )内を計算し、その後に割り算となるので正しく平均を求めることができるわけです。
算数で習った回答の仕方とまったく同じですよね。このように( )が非常に重要な役割を果たしますので、( )の使い方はある程度覚えておきましょう。
また、数式は割り算掛け算のつぎに基本的には、数式に記載されている処理を左から優先的に行っていきます。そのため、四則演算の処理とカッコを上手く組み合わせておく必要があるのです。

まとめ

数式の超基本的な事をお伝えしていきました。Excelを勉強していくと、なぜか数式を使いたくて仕方がない時が表れます。私も実際にそうでした。笑

数式を仕事中に使いこなしていると何だかカッコよく見えたりしますしね。数式は、今後勉強していく関数にも深く関係する処理でもあるので、ぜひ押さえておきましょう。

まとめ
  • 数式は、必ず「=(イコール)」でスタートする
  • 四則演算(+-*/)と関数、カッコを使い分けて値を求める
  • 数式内では原則左から処理される
  • 四則演算では算数と同じ考え方で割り算、掛け算が優先される

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